まっしろライター

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【インタビュー】『ファーストクラスニートましろ』えきあ 「ましろは女の子というより、動物として描いてます」

お金持ちのお嬢様・ましろが財力に物を言わせて堕落の限りを尽くす、新感覚ニート4コマ『ファーストクラスニートましろ』

正方形の大ゴマを随所で用いるなど、他の4コマではあまり見られない構成も特徴で、掲載誌の「まんがライフ」(竹書房)でも度々センターカラーを飾る人気作。明日5月26日に、単行本1巻が発売されます。

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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2016年10月号93ページ)

暴走するましろと、クールなメイドの銀崎のやり取りが痛快なハイテンションギャグ4コマ。


そこで今回は、作者のえきあ先生にインタビューを敢行!

『ファーストクラスニートましろ』の制作秘話や、えきあ先生がマンガ家を志すきっかけになった出来事などを伺ってきました。

※インタビューには、えきあ先生のご友人のAさんにも同席していただきました。ご協力ありがとうございました。




えきあ先生のプロフィール

2015年、『トルネードよんじ』(芳文社「まんがタイムきららキャラット」)で商業誌デビュー。

『ファーストクラスニートましろ』(竹書房「まんがライフ」)が初連載、初単行本作品となる。

「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)2018年6月号から、『ラブコメ(物理)』も新たに連載開始。

商業連載と並行して、コミティアを中心に創作同人誌も制作。


同人誌で発表した作品を、4コマ形式に描き直し

――『ファーストクラスニートましろ』が連載されるようになった経緯を教えていただけますでしょうか?

えきあ先生(以下、えきあ):私の方から、竹書房さんに持ち込みをさせていただきました。「ましろ」は元々、コミックマーケットやコミティアで販売していた同人誌の作品なんです。


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『ファーストクラスニートましろ』の原案になった同人誌『ぎじんか速報2』。


それまでは芳文社さんの4コマ誌で、ゲストとして別の作品をいくつか描いていたんですが、やはり「ましろ」に愛着があったので。タイミングがあればどこかで発表したいなと。

――4コマの出版社という部分にはこだわりがあった?

えきあ:そうですね。芳文社さんの仕事で初めて4コマを描いたんですが、4コマならではの見せ方があるというか、楽しいなと。同人誌版の「ましろ」はストーリー形式だったので、竹書房さんへの持ち込み用に4コマに描き直しました。


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インタビューにご持参いただいた、持ち込み時の原稿『あまあまニートケーキ』。


――連載版と違って、ましろやメイドの銀崎でなく、銀崎の友人の豆田が主人公みたいですね。

えきあ:当時やりたかったことを全部詰め込んでいます。男女のラブコメも描きたいし、ましろのヤバさも描きたいし。今読むとゴチャゴチャしてるんですが……。

――「ましろ」に愛着があったとのことですが、えきあ先生といえば「おしる子ちゃん」というイメージが強い方も多いと思います。

えきあ:友人にも言われました(笑) 「なんで『おしる子ちゃん』を連載しなかったの?」って。


store.line.me

えきあ先生のサークルの看板キャラクター「おしる子ちゃん」。LINEスタンプも販売中。


「おしる子ちゃん」は、型にはめたくなかったんですよね。やっぱり、商業だと色々しがらみがあるじゃないですか。持ち込みに行ったときもそれは感じて。「おしる子ちゃん」は自分の中で大事に取っておきたい、自由なままでいさせてあげたいんです。


どのシーンを大ゴマにしようか迷うことも

――ネームを作るときに注意されていることはありますか?

えきあ「1話の中でちゃんとテーマを決める」ことですね。時間が経ってからも、「ああ、あの話あったよね」と思い出していただけるような。ゲストのときに編集さんに言われて、それは今でも意識しています。

――編集さんとは、他にどのような話を?

えきあ:「『デフォルメ』っていうのは『適当に描くこと』じゃないからね」とか、「『起承転結』の『起』が長いからもっと短くして」とか。

竹書房さんで描き始めたころは、他の出版社さんでは経験したことがないくらいきつい言い方をされて怖かったですね。これが指定暴力団かと(笑)


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特に他意はないが、竹書房のビルの写真。


だけど、最初のうちはわざと強めに指摘してくれていたみたいなんですよね。いつ電話がかかってくるかビクビクしながらも、ネームや絵を丁寧に描くようになって、そのおかげで上達することができました。今では本当に感謝しています。

――「ましろ」は、大ゴマの使い方が独特だなと感じます。

えきあ:それも編集さんのアイデアです。盛り上げたい部分は大ゴマにしようと。コマをつなげて縦長にする人はいますけど、正方形にする人って4コマでは少ないですよね。


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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2018年6月号115ページ)

渾身の大ゴマ。ちなみに失くしたのは、男キャラの絵が描かれた抱き枕。


「どこを大きくすればいいんだろう」って苦労することもあるんですが、いいものが描けたときは達成感があります。先月号(2018年6月号)の、ましろがトイレに座っているコマもお気に入りですね。

――大ゴマが入ると、4コマというよりは1ページマンガのようになりますよね。

えきあ:なので「ましろ」では、4コマ1本単位でなく、1話全体で起承転結のバランスを考えるようにしています。

私も最初は、ひとつひとつの4コマが面白ければいい、最後のページで読者に「面白かった」と満足してもらえたらいいと思っていたんです。でも、編集さんから大ゴマのアイデアを聞いて、そういう描き方もあるんだと気づかされました。


ましろの絵を描いて送ってくれる方がいるとうれしい

――作画の面ではいかがでしょうか?

えきあ:負けず嫌いなので、昔の自分よりはうまいものを描きたいといつも考えています。みなさん気を遣って「そんなことないよ」って言ってくださるんですが、昔から絵を描くのが好きだった割に、上達してないな……と。

――絵は、デジタルで描かれているのでしょうか?

えきあ:はい。アナログで細かいところまで丁寧に描いている人を見ると、自分もこのくらいは描かないとって身が引き締まります。デジタルで適当に描くと丸分かりなんですよね。同人誌の「ましろ」の絵も、今見ると恥ずかしいです(笑)

――読者の方からはどのような反響をいただいていますか?

えきあ:デフォルメしたましろの絵を描いて送ってくださる方が結構多くて、それは本当にうれしいですね。描きやすいんでしょうか(笑) もちろん、「面白かった」と言っていただけるだけでも励みになります。


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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2017年7月号60ページ)

ぬいぐるみに混じっても違和感がない、デフォルメのましろ。


――えきあ先生の中で、印象に残っている回はありますか?

えきあ:ゲスト最終話(8話)の「コタツ回」ですかね。ここまで描いてきたんだから絶対に連載につなげようと、私も編集さんも必死で……。泣きながらネタ出しをした思い出があります。


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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2017年2月号100ページ)

ゲスト最終話のコタツ回。勢いだけで描いたように見えるネタにも、その裏には多くの試行錯誤がある。


ましろがキャンプファイヤーをする展開も、最初はマッチでコタツが燃えるくらいの内容だったんですが、「これじゃインパクトが薄い」とリテイクをもらって、あんなことに(笑)


「ロールケーキの擬人化」という部分は、連載版ではアピールしていない

――キャラクターについてお伺いします。「ましろ」の中で、えきあ先生が一番好きなのは誰でしょうか?

えきあ:全員好きですね。同人誌時代からの付き合いですし、どの子にも愛着があります。最初は豆田がお気に入りだったのですが、今は平等というか、みんな我が子のような感じです。

――ましろたちに、モデルはいるのでしょうか?

えきあ:いえ、特にモデルはいません。ましろはロールケーキ、銀崎はフォークと、モノから各キャラの外見を考えていきました。ちなみに、豆田はコーヒーをイメージしています。


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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2016年6月号49ページ)

フォークから着想を得て生まれた銀崎。ツリ目やクールな性格に、その面影が伺える。


――擬人化したキャラクターだということは、雑誌では言及されていませんよね。

えきあ:今の編集さんに言われたんです。「これは擬人化ではないですよね?」と。私の中では完全に擬人化のつもりだったので、「なんで?」と思ったんですが。どうも、私が考える擬人化と、他の人が考える擬人化の定義が違うみたいで。


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同人誌版のタイトルは「ふわふわニートケーキ」、持ち込み版は「あまあまニートケーキ」。連載版では「ケーキ」の言葉がなくなっている。


えきあ:私が作るキャラクターは、モチーフから見た目など表面的な部分をお借りしているんですが、それだけでは擬人化じゃないだろうということらしくて。女性と男性というか、「刀剣乱舞」と「艦これ」の違いと言った方がいいのかもしれませんね。

なので、擬人化という設定は省いてと編集さんに言われたので、連載版では特にアピールしていません。「なんかロールケーキっぽい格好をしてるな」くらいに思っていただければ。


別の雑誌で連載していたら、「ましろ」はラブコメになっていたかも

――ましろが23歳なのには驚かされました。高校生くらいだと思っていたので……。

えきあ:その方がギャップがあって面白いかなと(笑) ちなみに、銀崎と豆田も23歳です。同人誌だとふたりは26歳なんですが、ましろとタメの方がインパクトがあると思って、編集さんには特に相談せずに変えました。


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引用:『ファーストクラスニートましろ』(「まんがライフ」2016年12月号48ページ)

身の回りの世話を他人に任せ、布団にくるまって一日中ゲームに興じる23歳。


――ギャップというのは、いつも意識されているんですか?

えきあ:はい。人間って絶対、表と裏があると思うんです。お金持ちの人たちも、テレビに映っているときは上品ですけど、家に帰ったら私たちと同じようにダラダラしているんじゃないかと。ましろにも、そういうイメージを重ねているのかもしれませんね。

――ましろは、同人誌版ではまだ女の子っぽさがありますよね。

えきあ:持ち込み版でも、割と豆田を男として見ているんですよね。銀崎と三角関係になるのかな……? という。


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人間味があって女の子っぽい、持ち込み版のましろ。今は……。


別の出版社さんに持ち込みに行ったときも、「もっと恋愛要素をアピールした方がいい」と言われました。その雑誌のカラーだったんだと思うんですが、もしその雑誌で連載することになっていたら、「ましろ」はラブコメになっていたかも。

――今はラブコメにするつもりはない?

えきあ:今は、どれだけましろを動き回らせられるかを考えています。編集さんとの打ち合わせでも、「もっと動物っぽい感じで」と指摘を受けたりして。「人間」や「女の子」という単語が出てきません(笑)


子どものころ読んでいた『ぼのぼの』と、いま同じ雑誌で

――えきあ先生ご自身についてもお聞かせください。子どものころに読んでいたマンガは何でしょうか?

えきあ:実は、中学生まではマンガをほとんど読んでいなかったんです。家にマンガがほとんどない環境で育ったので。読むよりも、自分で描く方が好きな子どもでした。でも、いがらしみきお先生の『ぼのぼの』だけは読んでいましたね。



たしかアニメから入って、当時は「シマリスくんの声がかわいい」くらいにしか思っていなかったんですが、よく読むと内容は哲学的で……。その『ぼのぼの』と、今まんがライフで一緒に連載させていただいているのは、不思議な気持ちですね。

――マンガやアニメに本格的に触れるようになったのは中学生から?

えきあ:はい。友達の影響で、こげとんぼ*先生がキャラクターデザインを担当された『デ・ジ・キャラット』シリーズにハマりました。『ぴたテン』や、『ちっちゃな雪使いシュガー』のアニメも観て、ゲーマーズにも行くようになって。オタクまっしぐらですね(笑)



――マンガ家を志したのはいつごろからでしょうか?

えきあ:昔から「マンガ家になりたい」とは思っていて、小学校の卒業文集にも書いていましたね。当時はクラスメイトを「擬獣化」したキャラクターをたくさん描いていたので、これだけキャラがいたらマンガ作れるでしょ? と。

――子どものころからの夢を叶えられたわけですね。

えきあ:どうなんでしょう……。小学生って、絵を描くのが好きな子はみんな「マンガ家になる!」って言うじゃないですか。私もそのくらいの気持ちで、持ち込みをしたり賞に応募したりはしなかったんです。

――そこからどのようにしてマンガ家に?

えきあ:絵を描くのはずっと好きだったので、イラストレーターの仕事をしようと、高校卒業後は美術系の専門学校に入りました。でも、本の挿絵とかって、極論を言えば「別になくてもいい」ものじゃないですか。

そうした中で、必要とされる、誰にでも見てもらえる絵を描いていく自信がなくて……。絵を仕事にするのは向いていないなと思って、趣味で続けていけばいいかなと。専門学校を卒業してから5年くらいは、ずっとウダウダしていましたね。


多くの人のおかげで、マンガ家になれた

――転機になったのは?

えきあ:アルバイト先の先輩に、自分の同人誌を見せたことでした。画材屋さんだったので、同人誌を作っていたり、実際に商業誌で描いている方が多かったんですよね。そしたら、「持ち込みとかしてみないの?」と言われたんです。


www.pixiv.net

コミティア107で発表された『冷ごはんが温まるまで』。見本誌読書会アンケートで1位になり、えきあ先生の飛躍のきっかけとなった。


最初に持ち込みに行った出版社さんでは、少しアドバイスをもらっただけで原稿を返されてしまいました。だけど、それを踏まえて描き直したものをコミティアに出したら、読者アンケートで1位になって……。

まさか、こんなに評価していただけるとは思っていなかったので、自信になりました。「マンガ家、なれるかも」と思うようになったのはそこからですね。

――マンガ家を目指している方に、えきあ先生から助言するとしたら?

えきあ:編集者さんなど、色々な人に作品を見せて、アドバイスをもらうことでしょうか。思ったような反応が返ってこないと凹みますが、自分だけだと気づけないところも教えてもらえますし。

私の知り合いにもマンガ家志望の子がいたんですが、コミティアの出張編集部に持ち込みに行ったらマイナスなことしか言われなかったのがショックで、もう辞めようって。それで辞めちゃったらもったいないですよね。

――縁がなかった編集さんの言葉も力になっている。

えきあ:まあ、「あのとき私を切った奴、後悔させてやる!」という反骨心で描いている部分もあります(笑) 竹書房さんも最初はそのつもりでしたが、連載できて、単行本も出せて、本当によかったです。

――最後に、読者の方にメッセージをお願いいたします。

えきあ:マンガを描いているときは作るのに集中していて、本当に面白いのか分からなくなることが多いんですが、あとで読み返すと「めっちゃ面白いな……」って思うんですよね(笑)

年齢、男女問わず読めて笑ってもらえる作品になっているはずなので、雑誌を買っていない方も単行本を手に取ってもらえたらうれしいです。

――ご友人様からも何か一言。

ご友人のAさん:えきあちゃんは小学生のころから絵がうまくて、マンガ家になるという夢も叶えて、本当に尊敬しています。「ましろ」の単行本は、自分用、布教用、職場に置く用の3冊買うつもりです。みなさんもぜひ!


GMOとくとくBBよりBroadWiMAXを全力でオススメするたったひとつの理由

こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。

検索エンジンからこの記事を読みに来られた方は、おそらくWiMAX(ワイマックス)の契約を検討されている方だと思います。

さらにいうと、契約すること自体は決まっていて、どのプロパイダにしようか迷っている方ではないでしょうか。

私がオススメするプロバイダは、記事のタイトルにも書いている通り、断然Broad WiMAX(ブロードワイマックス)です。



反対に、比較サイトなどでやたらプッシュされているGMOとくとくBBは、絶対にやめておいた方がいいです。

実際に私は、初めてWiMAXを契約したときのプロバイダにGMOとくとくBBを選んだのですが、「GMOはアカンわ……」と思い、2年契約が切れるタイミングでBroad WiMAXに乗り換えました。

この記事では、その辺りのことを詳しく書いてみたいと思います。



一応、もったいぶらずに「たったひとつの理由」を最初に書いてしまうと、

「GMOとくとくBBのキャッシュバックは高確率で貰い忘れるから」

です。

というか、貰い忘れました。



キャッシュバック込みならGMOとくとくBBが一番お得だけど……

この記事で言っている「WiMAX」とは、「UQコミュニケーションズ」が管理している「WiMAX 2+」の回線のことを指します。

「GMOとくとくBB」や「Broad WiMAX」は、UQコミュニケーションズからWiMAXのサービスを委託されているプロバイダです。

使っている回線は同じなので、対象エリアや通信速度などは、どのプロパイダから申し込んでも変わりません。

そのため、WiMAXのプロパイダを選ぶ条件は、

  • 価格
  • サポートの手厚さ
  • 端末の種類

の3つになりますが、「サポートの手厚さ」と「端末の種類」も大して変わらない(良くも悪くも)ので、必然的に「価格」だけで考えることになるはずです。



そして、価格だけを見れば、一番安く利用できるプロバイダはGMOとくとくBBになります。

Broad WiMAXの方が月額料金は安いものの、GMOとくとくBBはキャッシュバックのキャンペーンを行っているからです。

参考までに、3年契約したときの双方のトータル費用を計算してみました。

※記事内の金額は、全て2018年5月時点の情報、かつ税抜きです。

【GMOとくとくBB】

  • 事務手数料:3,000円
  • 月額料金:152,160円(最初の2ヶ月3,609円、3ヶ月目以降4,263円)
  • キャッシュバック:-39,500円(W05、WX04の端末を選んだ場合)
  • 合計:115,660円


【Broad WiMAX】

  • 事務手数料:3,000円
  • 月額料金:128,626円(最初の2ヶ月2,726円、3~24ヶ月目3,411円、25ヶ月目以降4,011円)
  • 合計:131,626円

見ていただくと分かる通り、キャッシュバック込みのトータル費用だと、GMOとくとくBBの方が16,000円ほど安いですね。

そのため、WiMAXの情報をまとめている比較サイトでは、GMOとくとくBBをオススメしている場合が多いです。

ここまでだと、むしろGMOとくとくBBをオススメしている記事になってしまっていますが、「キャッシュバック込みの」という部分が落とし穴なわけで……。


キャッシュバックの手続きをものの見事に忘れた話

「キャッシュバック」というくらいなので、一旦は全額を支払ったあと、所定の手続きを取ることでお金が戻ってくる仕組みになっています。

この「所定の手続き」というのが、よく考えられているというか。有り体に言うと、せこい

  • キャッシュバックの案内メールが送られてくるのは、11ヶ月後
  • WiMAX申し込み時のメールアドレス(Gmailなど)ではなく、基本メールアドレス(契約時に新しく作られるGMOとくとくBBのメールアドレス)宛てに送られてくる
  • タイトルが「GMOとくとくBBからのお知らせ」と、ぱっと見でキャッシュバックの案内メールと分からない
  • 申請期限は、案内メール送信日の翌月末

11ヶ月後というのは意識していましたが、基本メールアドレスの方は完全に認識外でした。

「そろそろ1年経つのにキャッシュバックのメール来ないなあ」と思って公式サイトを見たらこのことに気づき、あわてて基本メールアドレスを確認したものの、すでに申請期限が過ぎてしまっていました。

注意事項に書いていると言われればそれまでですが……。

・キャッシュバック特典は、端末発送月を含む11ヶ月目に基本メールアドレス宛にキャッシュバック特典の振込に関するご指定口座確認のご案内メールを送信し、ご返信があった翌月末日(営業日)にご指定の口座に振り込みます。基本メールアドレスはGMOとくとくBBへのご入会時にお作りいただくメールアドレスとなります。

引用:キャッシュバックキャンペーンご注意事項 | 【公式】GMO とくとくBB


キャッシュバックは「貰い忘れさせる」ようにできている

キャッシュバックされるのが11ヶ月後なのは、まだ理解できます。

契約した人がキャッシュバックだけ受け取って、すぐに解約してしまったら困りますからね。実際、携帯のMNPで似たような問題が過去にありました。

ただ、もう一回言いますが、キャッシュバックを受け取るための手順がせこい。

  • どうして誰も使わない基本メールアドレスなんか作って、そこに案内メールを送るのか?
  • どうしてわざわざキャッシュバックの申請をしなければいけないのか?(契約して11ヶ月経ったら、自動的に口座に振り込んでくれたらいいのでは?)

答えは明白で。GMOとくとくBBは、利用者がキャッシュバックのことを忘れてくれるのを期待しているわけです。

キャッシュバック目当てで契約した人たちがキャッシュバックの申請をしなかったら、割引などをしていないのに利用者だけが増えることになりますからね。



私は、この1件でキャッシュバックの仕組み自体が大嫌いになったので、最安ではないけどキャッシュバック抜きで月額料金が割安なBroad WiMAXに乗り換えました。

どうしてもGMOとくとくBBのキャッシュバックを受け取りたい方は、契約したらすぐに以下の作業をしておくことをおすすめします。

  • カレンダーアプリなどで、11ヶ月後にキャッシュバックの手続きをすることをアラーム登録する
  • 基本メールアドレスに送られてくるメールを、普段使っているメールアドレスに転送するよう設定する

「11ヶ月後に思い出せばいいんでしょ?」とのんきに考えていたら、100%忘れます。自分みたいに。



Broad WiMAXの契約手順と注意点

ここからは、Broad WiMAXでWiMAXを契約するときの手順と注意点を解説していきます。

少しややこしいですが、契約直前・直後だけ気をつければいいので、キャッシュバックのことなんて忘れているだろう11ヶ月後に色々やらせようとするGMOとくとくBBよりは良心的だと思います。


申し込みはWEBフォームから

Broad WiMAXで普通に契約しようとすると、初期費用として18,857円がかかります。

「限定キャンペーンで初期費用が無料に!」と宣伝していますが、他のプロバイダではそもそも初期費用がかかりません。

うがった見方をすれば、「ありもしない初期費用を割引しているように見せている」のでしょう。まあ、よくある作戦かと……。

そして、初期費用を無料にするための方法も特に難しくありません。

  • Broad WiMAX公式サイトのWEBフォームから申し込む(電話はNG)
  • 指定された端末を選択する(2018年5月時点では、WX04、W05、L01s)
  • 支払い方法にクレジットカードを選択する(口座振替はNG)
  • 有料オプション(安心サポートプラス、MyBroadサポート)に加入する

まず、Broad WiMAXの公式サイトの右上にある申し込みボタンから申し込みページに進みます。


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次に、端末を選択します。

外出先でも使いたいのであれば「W05」か「WX04」、自宅の固定回線として使うのであれば「L01s」がオススメです。

ちなみに私は「L01」(「L01s」の前機種)にしました。持ち歩かないし、Nasne用に有線LANポートが欲しかったので。


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支払い方法は、「クレジットカード」を選択します。

「口座振替」にすると初期費用が加算されてしまうのでご注意ください。


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サポートオプションも、「安心サポートプラス」と「My Broadサポート」が初期選択されているはずなので、そのままにします。


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有料オプションは、契約後すぐに解約する

2つの有料オプションは月額1,457円かかるため、契約後すぐに解約するのをおすすめします。

「安心サポートプラス」は、端末が壊れるのが心配な方は残してもいいですが、「MyBroadサポート」は何をサポートしてくれるのかもよく分からないので解約してしまいましょう。

契約後、Broad WiMAXの公式サイトにある「お客様向けサポートサイト」から解約申請ができるようになります。


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ログイン後、「ご契約内容の変更」タブの「オプション解約申請フォーム」に進み、チェックが入っている項目を全て外します。


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ただし、サポートサイトにログインできるようになるまでに時間がかかる(2週間くらい?)ので、契約したタイミングによっては「安心サポートプラス」の月額料金が発生する場合があるのでご注意ください。

「MyBroadサポート」は2ヶ月間無料なので、ログインできるようになってからすぐに解約すれば大丈夫かと。


月額2,726円なのは実質1ヶ月だけ

Broad WiMAXの広告では「月額料金2,726円」であることをアピールしていますが、これは「利用開始月を含めた3ヶ月目まで」の料金です。


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その3ヶ月間も、利用開始月は事務手数料の3,000円、オプションを解約するまでは「安心サポートプラス」の料金が加算されます。

参考までに、私の利用明細も貼りつけておきます。


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確かに月額料金は2,726円ですが、諸々の料金が足されるため、本当に請求金額が2,726円だったのは最後の3ヶ月目だけでした。

2,726円という数字に釣られて契約すると、「思ったより安くないな……」と拍子抜けするかもしれないのでご注意ください。

何度も言うように、数万円のキャッシュバックを貰いそこねるよりは遥かにマシですが。

4ヶ月目以降は、契約内容通りずっと3,411円です。



おわりに:「キャッシュバック」は「キャッシュをバックられる」の略である

WiMAXのプロバイダはBroad WiMAXとGMOとくとくBB以外にもありますが、この記事ではあえて触れていません。

それらのプロバイダでもキャッシュバックのキャンペーンは行われていますが、手続きの面倒臭さはGMOとくとくBBと同じなのに、金額はGMOとくとくBBより少ないからです。

なので、WiMAXを契約するのであれば、

  • 絶対にキャッシュバックの手続きを忘れないための準備を整えた上で、GMOとくとくBBにする
  • もらえるかどうか分からないキャッシュバックなんてどうでもいいから、普通に月額料金が安いBroad WiMAXにする

の2択しかないと思っています。

言うまでもなく、私がオススメするのは後者のBroad WiMAXです。

『みっちゃんとアルバート』森長あやみ ある日UFOの中、クマ型宇宙人に出会った

「みっちゃん」こと花室みつこ(はなむろ・みつこ)は、大学の講義に向かう途中、UFOに連れ去られてしまう。

UFOに乗っていたのは、クマ型――というよりクマの着ぐるみ型宇宙人・アルバート

地球の文化に興味があるというアルバートは、なんやかんやあって、みっちゃんの家にホームステイすることになるのでした。


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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2016年9月号169ページ)

なんやかんや。


「まんがライフオリジナル」で連載中の『みっちゃんとアルバート』は、女子大生のみっちゃんと、少し不気味な宇宙人アルバートの同居生活を描いた、SFギャグ4コマ。

作者は、ネーム担当のdyneeさんと、作画担当のayamiさんによるユニットマンガ家、森長あやみさん。単行本1巻が、5月17日に発売されます。




ここが不気味だよアルバート

「不気味」という言葉は、公式のあらすじなどでも使われているため、この記事でも使わせてもらいました。

「どこが不気味なんだ、アルバート普通にかわいいだろ!」と思われるかもしれませんが、確かによく見ると結構不気味なんですよね。

そこで今回は、アルバートの不気味ポイントをいくつかご紹介したいと思います。

もちろん、ディスっているわけではなく。かわいいだけでなく、ちょっと不気味でシュールな要素もあるところが、アルバートの、ひいては『みっちゃんとアルバート』という作品の魅力なのです。


実は水色

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2018年6月号3ページ)

首を吊られて青ざめているわけではありません。


まずは、アルバートの体の色。

モノクロのページだと茶色に見えますが、実は水色なんです。なるほど、これは不気味……。

雑誌ではカラーの絵を見る機会がほとんどなかったため、私もつい最近まで茶色だと思っていました。

ただ、単行本派の方は表紙を見た時点で水色だと分かるので、あまり違和感はないかもしれませんね。


しぼむ

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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年3月号38ページ)

口以外の部分に空気穴がありそう。


広い宇宙、地球以外の星に知的生命体がいたとしても不思議ではありません。しかし、彼らの肉体が人間と同じだと考えるのも都合がいい話。

アルバートの体も、見た目はもちろん、構造も人間とはかなり違うようです。

具体的には、空気を抜くとしぼみます。人間の体の約60%が水であるように、空気の占める割合が大きいのかも。

また、表面は水分を吸収しやすい構造らしく、コーヒーをこぼしてしまったときは染みがなかなか落ちませんでした。

だけど、洗濯機で丸洗いすればピカピカに。……やっぱり着ぐるみでは?


目が怖い

最初から「水色の着ぐるみ」として考えれば、かわいい気がしなくもないアルバート。

ですが、近づいてよーく見ると、目が虚無っています。口も半開きで、みっちゃんから「真実の口みたい」と言われたことも。


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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年7月号112ページ)

ダイジョウブ、コワクナイヨ……。


しかしながら、目が怖いというのは、一概にマイナスポイントではありません。

アルバートの先輩(?)であるクマのキャラクター・くまモンの目も、「猫みたい」「瞳孔が開いている」と言われていますよね。

美人は3日で飽きるという格言があるように。ただ「かわいい」だけのキャラクターはすぐに飽きられてしまう。

ひとつくらい、怖さや不気味さを感じさせるパーツもある方が、見る人の印象には残りやすいのです。

それを踏まえて、先ほど引用したコマを拡大してみましょう。


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こえーよ。


だけどかわいいよアルバート

不気味だ不気味だとしつこく書いてしまってすみません。アルバートは、見た目はともかく、性格はとても純粋で誰からも愛されるキャラクターです。

地球にやって来たのも、侵略などが目的ではなく、単に人間の生活に関心を持ったからでした。

(第1話でみっちゃんをアブダクションしているのは黒歴史)

もちろん、人間に危害を加えたりすることもありません。むしろ、町の人たちからは着ぐるみだと思われているため、子どもによく殴られています。


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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年6月号151ページ)

本当に恐ろしいのは、宇宙人よりも私たち地球人なのかもしれない……というよくあるやつ。


私が特にお気に入りの話は、作者も大好きだという「カニ」回

冬のある日、みっちゃん宛てにおばあちゃんから荷物が送られてきます。

箱の中にいたのは、6本の長い脚、挟まれると痛そうなハサミ、固くてトゲトゲした赤い甲羅。グラディウスのボスに出てきそうな、アルバートよりもよっぽどエイリアンっぽい生き物。その名は「カニ」。

アルバートは、そのカニを家で飼うのだろうと勘違いして、ペットショップに水槽や砂利を買いに行くのですが……。


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引用:『みっちゃんとアルバート』(「まんがライフオリジナル」2017年12月号102ページ)

このあと起きる惨劇を、アルバートはまだ知らない。


え、オチが読めた?

いえいえ。確かにだいたい予想通りではあるのですが、投げっぱなし系のオチではなく、もうひと展開あります。

ブラック&シュールなギャグと、アルバートの無垢なかわいさを堪能できる、これが『みっちゃんとアルバート』という作品だと名刺代わりにもなりそうなカニ回――もとい、神回。ぜひ単行本でご確認ください。


『俺の生徒は神メイド』桐原小鳥 出禁になりたくなかったらお黙りなさいませ、ご主人様

桐原小鳥さんに4コマのオファーを出した方は、相当な慧眼の持ち主だったと思います。

初めて見たときは、この退廃的な絵柄で4コマ? しかもファミリー向け? きららじゃなくて? と驚きましたけど、バッチリはまってますからね。

ファミリー4コマと萌え4コマの中間の雑誌である「まんがタイムジャンボ」だからこそ、受け入れる余地があったのかもしれません。

ジャンボが休刊した今、このタイプの新人4コマ作家は、どの雑誌で作品を発表していくことになるのか……。


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引用:『俺の生徒は神メイド』(「月刊まんがタウン」2017年6月号95ページ)


それはさておき。桐原小鳥さんの新刊コミックス第1巻が、5月11日に発売されます。

「月刊まんがタウン」で連載中の『俺の生徒は神メイド』は、とある秘密を抱えた男性教師と女子生徒の、人には言えない関係にドキドキする学園4コマ。

といっても恋愛要素は今のところなく、メリハリのあるギャグと、ヒロインたちの心の成長が描かれた作品となっています。




さえないあの娘は、正統派メイド喫茶の看板娘

すべての男性の夢といっても過言ではない、女子高の先生

その夢を掴んだ新任の九鬼大介(くき・だいすけ)ですが、別に女子高希望ではなかったらしく、おしとやかとはほど遠い生徒たちに頭を悩ませていました。

教室に入れば、なぜかブルマが飛んでくる。うらやましい。

他に若い男性がいないので、やたらとスキンシップの標的にされる。うらやましい。

だけど、「女の子らしくしろ」と注意するとセクハラ認定される。つらい。


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引用:『俺の生徒は神メイド』(「月刊まんがタウン」2017年4月号38ページ)


そんな九鬼の唯一の楽しみは、行きつけのメイド喫茶「りとる・ば~ど」で、メイドさんたちに癒やされること。

特に、きめ細かい接客で多くのご主人様のハートをつかむ、「神メイド」のちょこるんがお気に入り。

しかし、彼女が教え子の地味系女子・小鳥遊知世子(たかなし・ちよこ)だと分かったことから、物語は動き出します。


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引用:『俺の生徒は神メイド』(「月刊まんがタウン」2017年8月号59ページ)


メイド喫茶に通っていることを知られたくない九鬼と、メイド喫茶でアルバイトしていることを知られたくない知世子。

お互いの秘密を共有しあう、男性教師と女子生徒――。耽美な響きですが、主導権は明らかに知世子の側にあります。

知世子もアルバイト代がかかっているものの、九鬼は人生がかかってます。教え子が働くメイド喫茶に足しげく通う教師。事案ってレベルじゃない。

にも関わらず、「中の人と外の人は別の存在」という理論で、りとる・ば~どに行くのはやめない謎のずぶとさ。

ある意味、仕事(学校)とプライベートの区別ができる大人、と言えなくもなさそうです。


「知」らない「世」界を探しに行こう

本作のキャラクターたちはそれぞれ、ふたつの顔を持っています。

九鬼は、さえない新米教師としての顔と、りとる・ば~どの常連客「くっきー」ご主人様としての顔。

知世子は、陰キャな生徒としての顔と、神メイド「ちょこるん」としての顔。

それは、知世子の友人・夏川雛歩(なつかわ・ひなほ)にも当てはまります。見た目は今どきのギャルなのに、困っているお年寄りを助ける優しい一面があったり。

どちらが本当の自分という話ではなく。恥ずかしくて、勇気が出なくて、もう一方の顔を見せられないというのが正確かもしれません。

(九鬼は、隠したままの方がいい気もしますが……)


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引用:『俺の生徒は神メイド』(「月刊まんがタウン」2017年8月号55ページ)


文化祭の出し物でメイド喫茶をすることになり、その企画・指導を任された知世子。

一方、雛歩は、かたくなにクラスメイトたちの輪に入ろうとしません。

見た目が派手で粗暴な自分は、周りに避けられているから、と。知世子だって、自分のことを怖がっていたじゃないか、と。

知世子は首を横に振る。


「それは夏川さんを知らなかったからです」

「クラスの人たちもまだ夏川さんを知りません」

「私たちも…クラスの人のこと全然知りません」


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引用:『俺の生徒は神メイド』(「月刊まんがタウン」2017年12月号138ページ)


人付き合いの苦手な知世子が、りとる・ば~どでなら神対応ができるのは、「お客さん」相手だからという理由もあるでしょう。

メイド喫茶としては落ち着いた雰囲気なので、客層も紳士的。また、メイド喫茶に来ている時点で、ある程度自分に好意を持ってくれていることも分かる。

けれど、クラスメイトたちは違います。何を考えているか予想もつかない。自分がどう思われているかも分からない。



知らない人と話すのは、誰だって怖いものです。知世子と雛歩は、その感情がほんの少し強いだけ。

それでも、勇気を振り絞って、一歩踏み出してみよう。

知世子が本当は神メイドであるように、クラスメイトたちも、本当はいい人たちかもしれないのですから。


【運営報告】2018年4月によく読まれた記事&読んでほしい記事

こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。

今回も、先月よく読まれた記事と、読んでほしい記事を振り返ります。

月初のブログネタを考えなくてもいいので、今後もできるだけ続けていきたいですが、どうせ書くならPV数も載せた方がいいだろうかと思ったり……。毎回言ってますねこれ。

ひとまず今回は、これまでと同じ方式で、記事のタイトルだけ。


※2018年3月版はこちら↓ www.mashiro-writer.com



よく読まれた記事

1位:業務スーパーに行ったら絶対に買う、コスパ最強のおすすめ食品ランキング

www.mashiro-writer.com

3月に続いて、この記事が1位。

検索順位がちょっと上がった(?)影響なのか分かりませんが、3月に比べると3.5倍くらいPV数が増えています。

これを活かさないともったいないということで、記事内の広告をこっそり増やしました。

マンガのレビュー記事は「文章」として読んでもらいたいので、あまり途中に広告を挟みたくないのですが。この記事は「情報」だと思うので見逃してください。


2位:アニメ化で『ブレンド・S』に興味を持った人が原作を読んではいけない3つの理由

www.mashiro-writer.com

この記事の順位も変わらず。ただ、PV数は3月の7割ほどまで減りました。

さすがに旬は過ぎた……という言い方は好きじゃありませんが(『ブレンド・S』の原作は続いているので)、少しずつでも読んでいってもらえたらと思います。


3位:【特集】『こみっくがーるず』のかおすは、はんざわかおりさんなのか?

www.mashiro-writer.com

去年の8月に書いて、今年3月にリライトした、『こみっくがーるず』というよりはんざわかおりさんの特集記事。

作者の学生時代の連載作『いちごオムレツ』にも目を通して書いていて、情報量には自信があったので、アニメの放送が始まってから読まれるようになってほっとしています。

しかし、この記事の最後でも予想していた通り、作者のインタビュー記事が公開されましたね。


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貴重な話が読めてうれしい反面、ちょっと悔しい。

マンガを読んで、そこに描かれていること、そこから感じたことを書くという今のやり方では、情報量に限界があるんだろうなと感じています。

亡くなったお兄さんの夢を叶えるためにマンガ家になったというエピソードなんて、ご本人から聞かないと絶対に出てこないでしょうし。

この記事を読んだのが直接のきっかけではありませんが、やっぱりインタビュー記事を書けるようになっておきたいです。

マンガ家の方にというわけじゃなくても、一次情報を提供できる(取材した内容を記事にできる)ようになれば、ライターとしての仕事の幅も広がると思うので。

一応、思っているだけじゃなく、水面下で少しずつ動き始めています。


4位:きららファンタジアを絶対にプレイしてはいけない3つの理由

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1日数十分とはいえ、合計するとかなりの時間をきらファンに費やしているので、せっかくならブログのネタにしようと思って書いた記事。

『ブレンド・S』の記事と同じく、「絶対にプレイするなよ!」というネタ記事です。

けれどこの記事も、素直に「きらファン面白いからみんなやってね!」的なタイトルに変えた方がいいかもしれません。

Twitter経由でこのブログを読んでいただいている方には、私がアンチ記事を書くような人間でないことはある程度分かってもらえていると思いますが。検索エンジンから訪問される方は、私のことなんて何も知らないでしょうし。


5位:あfろ先生は、いかにして『シロクマと不明局』から『ゆるキャン△』に辿り着いたのか

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「萌えまんがの部屋」様であfろ先生の特集記事を書いたものの、『シロクマと不明局』に言及できなかったのが心残りだったので書きました。

このブログの記事にしては結構はてブをつけていただけたのですが、それでも5位なのが少し残念。

やはり、長期的なアクセス数を考えると、検索流入の占める割合が大きいのだと思います。


読んでほしい記事

『がんくつ荘の不夜城さん』感想 萌え4コマ漫画家の生態を描いた萌え4コマ

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『がんくつ荘の不夜城さん』1巻の発売日前レビュー。

4月に書いて、読まれてほしいと思った記事(きらファン、シロクマと不明局)はそこそこ読まれたので、3月末に書いた記事から。

この記事、検索順位が低いというレベルではなく、なぜかちゃんとインデックスされないんですよね……。「Gyro-n SEO」というツールで調べると、「マンガ」のカテゴリー一覧のページがインデックスされていたりする。

もしかして、検索エンジンにレビュー記事だと認識されていない? という気がしたので、タイトルに「感想」と入れてみました。これでしばらくは様子を見てみます。

確かに、『がんくつ荘の不夜城さん』のレビューというより、2巻乙の話しか書いていない気もする。

レビュー記事のタイトルに、「レビュー」「感想」という単語を入れるべきか

こんにちは。「まっしろライター」のましろ(@mashirog)です。

このブログでは、定期的にマンガのレビュー記事を書いていますが、タイトルをつけるときにいつも悩んでいることがあります。



タイトルに「レビュー」という単語を入れた方がいいのか?

いや、「レビュー」より「感想」の方が検索されやすいか? ということ。



他のブログを見ても、「レビュー」と書いているところ、「感想」と書いているところ、どちらも書いていないところなどバラバラ。

せっかくレビュー記事を書くのであれば、多くの人に読んでもらいたいですよね。

というわけで、マンガのレビュー記事のタイトルはどうつけるべきなのか、あらためて考えてみました。



結論:作品名は必須だけど、「レビュー」「感想」は不要だと思う

このブログのレビュー記事のタイトルは、基本的に以下のフォーマットで統一しています。

  • 『作品名』作者名 キャッチコピー的なもの

レビュー記事を書くときの参考にしているサイトがこのフォーマットなので、参考にしました。

見ての通り、「レビュー」「感想」どちらの単語も使っていませんが、これには以下の2つの理由があります。


理由1:検索順位がほとんど変わらない

このブログのアクセス元の7割は、GoogleやYahooなどの検索エンジンです。残り3割はTwitterなど。

アップした記事が検索エンジンで何番目に表示されているかがアクセス数に直結するため、検索順位は定期的にチェックするようにしています。

そのとき思ったのが、「作品名」で検索してGoogleの1ページ目に表示されている記事は、「作品名+レビュー」「作品名+感想」でもだいたい同じ位置に表示されているな、ということ。

「レビュー」「感想」という単語を本文で使っていない記事でも同じ結果なので、タイトルの「作品名」や、記事そのものの内容が、検索順位では重要なのだと思います。

あと、カテゴリーには「レビュー(発売日前レビュー)」と書いていて、それが検索ページに表示されるため、タイトルにわざわざ書かなくてもいいんじゃないかというのもあります。


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理由2:「作品名+レビュー(感想)」で検索する人って、そんなにいないのでは?

検索順位とあわせて、どの記事がどんなキーワードで検索されているのかもSearch Console(サーチコンソール)というツールを使ってチェックしています。

そのデータを見ると、レビュー記事で多い検索キーワードは「作品名」や「作者名」で、「作品名+レビュー」「作品名+感想」で検索する人ってほとんどいないんですよね。

「作品名」で検索された数が100だとすると、「作者名」は20~30。「作品名+レビュー」「作品名+感想」は、1あるかないか。

推測ですが、「マンガのレビュー記事を読みたい」と思ってわざわざ「作品名+レビュー(感想)」と検索する人がそもそも少ない。

まずは作品や作者そのものを調べて、その検索結果の中にレビュー記事が表示されたら、試しに読んでみようと考える方が多いのではないでしょうか。

かくいう私も、「作品名+レビュー(感想)」と検索することってあまりないので。


仮説:「感想」はタイトルに含めておいてもいいかもしれない

「レビュー」「感想」とタイトルに入れなくても検索順位はほとんど変わらないと言いましたが、厳密にいうと少しだけ変わります。

特に、「作品名+感想」で検索すると少し順位が下がって、「感想」とタイトルに入れている他のブログの記事が上位に来る場合がありました。

「レビュー」はともかく、「感想」は本文でもあまり使わないキーワードなので、当たり前といえば当たり前ですが……。

逆に、「感想」とタイトルに入れたら検索順位が下がるということもないはずなので、過去記事のタイトルをこっそり変えて試してみるかもしれません。


おわりに

まとめると、以下のような感じ。

  1. 「レビュー」「感想」とタイトルに入れなくても、検索順位はあまり変わらない

  2. そもそも、「作品名+レビュー(感想)」のキーワードで検索する人が少ない

  3. けれど、入れないよりは入れた方がいいかもしれない

3つ目は日和りましたが、サンプルになる記事の本数がまだまだ少ないので、もう少し増えてきたらあらためて検証してみたいと思います。